

アリゾナの小さな管轄区を担当している白バイ警官のジョン(ロバート・ブレイク)とデイビス。殺人課の刑事を夢見るジョンは、この町で起きた殺人事件をきっかけに、憧れの殺人課へ転属を果たす。相棒のデイビスもハーレー・ダビッドソンの最高級モデル“エレクトラ・グライド”を手に入れる。しかし、それぞれの思い描いていた夢が叶った時、そこに待ち受けていたのは“現実”という名の巨大な失望感だった…。
“シカゴ”の初期プロデューサー、J・W・ガルシオが映画界に進出した初監督作品(唯一の監督作品でもある)。テリー・キャスやピーター・セテラなど、“シカゴ”のオリジナルメンバーも特別出演している。クローズアップの連続から成るトップ・シーンから、映画史に残るラストのロング・ショットまで、「明日に向かって撃て」(69)、「ロード・トゥ・パーディション」(02)の名カメラマン、C・L・ホールによる美しい映像は圧巻。もちろんバイクファンも必見の作品である。監督や出演者の知名度が低いこともあり、近年まで知る人ぞ知る存在だった「グライド・イン・ブルー」だが、DVD化により「70年代におけるニューシネマの傑作」という再評価の声が高まっている。

【 Special Features 】
@オリジナル劇場予告編 Aキャスト・スタッフ解説 B1979年収録日本語吹替音声収録
Cアートワーク・ギャラリー(静止画) ※ライナーノーツby遠山純生、谷口健(fOUL)

自分の愛娘を妊娠させた男、ガルシアにメキシコの大地主が賞金を懸ける。酒場でピアノ弾きをする落ちぶれた中年男ベニー(ウォーレン・オーツ)は、情婦のエリータからガルシアが既に死んでいて墓に埋められている事を聞き、彼女と一緒に死体の首を取る旅に出る。しかし、同じく懸賞金を狙う者たちがベニーの後を追っていた。やがて、墓場に到着したベニーはガルシアの墓を暴こうとするのだが……。
「ワイルドバンチ」「ゲッタウェイ」「わらの犬」「戦争のはらわた」など、強烈なバイオレンス描写が特徴のサム・ペキンパー作品。彼のフィルモグラフィーの中でも、落ちぶれた中年男の再起と復讐をかけた命がけの戦いを描いた本作を「最高傑作」と熱烈に支持するファンは多い。破滅に向かって突き進んでいく、主人公ベニーを「さすらいのカウボーイ」(71)、「断絶」(71)のウォーレン・オーツが絶妙に演じる。

【 Special Features 】
@オリジナル劇場予告編 Aキャスト・スタッフ解説 B1979年TV放映用日本語吹替音声収録 ※ライナーノーツ by 高橋論治
ベテラン銀行強盗のスパイクス(リー・マーヴィン)は、重傷を負い行き倒れていたところを3人の若者に助けられる。やがて家を飛び出し夢を求めて西部へと旅立った3人は、偶然スパイクスと再会し、彼の仲間となって強盗の修業を始める。
西部を舞台に、3人の若者の冒険と転落を描いたニューシネマ・ウェスタン。年老いた一匹狼の銀行強盗スパイクスを演じるリー・マーヴィンの存在感が際立っており、後に「コクーン」(85)、「バックドラフト」(91)、「アポロ13」(95)などを監督するロン・ハワード、個性派俳優のC・M・スミスが若者役で出演している。監督は「ミクロの決死圏」のリチャード・フライシャー。

【 Special Features 】
@オリジナル劇場予告編 Aキャスト・スタッフ解説 BTV版日本語吹替音声収録 C映画解説 ※サウンドトラック・ライナー封入
ニューヨークの地下鉄、ぺラム駅発123号がブルー(ロバート・ショー)ら4人の男達に占拠される。犯人グループは、1時間以内に100万ドルを届けなければ、1分に1人ずつ乗客を殺すと宣言。犯人グループとの交渉にあたるのは、地下鉄公安部のガーバー警部補(ウォルター・マッソー)。果たして人質の運命は? 100万ドルの行方は? そして、事件はどういう結末を迎えるのか!?
全米で150万部のベストセラーとなったジョン・ゴーディの原作をP・ストーンが脚色、「マッカーサー」(77)のJ・サージェントが第1級の娯楽作品に仕上げた。脚本の面白さに加え、非常事態下で緊迫感とユーモアが絶妙に交錯する演出で、冒頭から痛快なラストシーンに至るまで観る者を飽きさせない。W・マッソー、R・ショーといった名優達の演技も味わい深く、傑作の多いハイジャック映画の中でも屈指の出来栄え。その後のクライム・アクション映画に多大な影響を与えた重要作である。

【 Special Features 】
@オリジナル劇場予告編 ATV版日本語吹替音声収録 Bアートワーク・ギャラリー ※解説by 青山真治&中原昌也 銃器イラスト解説by青井郁夫
暗殺結社“コムテグ”の腕利きエージェント、マイクは仲間のジョージに裏切られ瀕死の重傷を負う。復讐の一念で死の淵から生還したマイクは、台湾の政治家をアメリカ国外へ脱出させるという任務に復帰する。だが、マイクの前に謎の殺し屋集団が現れ、その中に憎むべきジョージの姿もあった……。
サム・ペキンパー監督作品の中でも最高の異色作、怪作、あるいは珍作として知られる「キラー・エリート」は、銃撃戦、クンフー、空手、忍術などを駆使する殺し屋たちの闘いを描いた痛快娯楽アクション。その後のハリウッドの「ニンジャ映画ブーム」を先取りした作品でもある。

【 Special Features 】
@オリジナル劇場予告編 Aキャスト・スタッフ解説
※ライナーノーツby谷川建司&PANTA(電脳警察) バイク解説 by 黒川哲奴
米国で社会問題にもなった実在のモーターサイクル・ギャング“ヘルズ・エンジェルス”をモデルに製作された反体制映画。本物の“ヘルズ・エンジェルス”のメンバーもエキストラで多数出演している。B級映画の帝王、ロジャー・コーマン監督の最大のヒット作。60代末のバイカー映画ブームの火付け役で、ピーター・フォンダはこの作品から「イージー・ライダー」(69)の構想を思いついた。

【 Special Features 】
オリジナル劇場予告編 Aキャスト・スタッフ解説 ※ライナーノーツby中原昌也
「ギャング・オブ・ニューヨーク」(01)、「アビエイター」(04)と、近年はアカデミー賞レースに絡む話題作を連発しているM・スコセッシ監督の、記念すべき長編デビュー作。1930年代を舞台に、浮浪者の娘と青年活動家が列車強盗を繰り広げる様を描く。後の「ミーン・ストリート」(73)、「タクシードライバー」(76)へと継承されていく、暴力性を帯びたスコセッシ流青春映画の原型。

【 Special Features 】
@オリジナル劇場予告編 Aキャスト・スタッフ解説 Bドキュメンタリー“Turn In,Trip Out” Cサイケデリック特殊効果解説 Dサイケデリック・ライト・ボックス ※ライナーノーツby谷川建司
1960年代に若者の間に蔓延したLSD・ドラッグカルチャーを、R・コーマンが映像化。サイケデリックな色調とフラッシュバックの多用で、LSDの幻覚状態を表現したアシッド映画の原点といえる作品。監督のR・コーマン以下、脚本J・ニコルソン、出演P・フォンダ、D・ホッパーと、ハリウッド最強の異端が結集している。

【 Special Features 】
@オリジナル劇場予告編 Aキャスト・スタッフ解説 Bドキュメンタリー“Love and Haight”
※ライナーノーツby谷川建司
フラワー・ムーブメント発祥の地、サンフランシスコのヘイトアシュベリーを舞台に、当時のドラッグ&ヒッピー・カルチャーを描いたJ・ニコルソン主演の青春ドラマ。サイケデリックな映像と音楽に彩られた、「白昼の幻想」の姉妹的作品。監督は「爆走!ヘルズ・エンジェルス」のリチャード・ラッシュ。

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