無邪気にサーフィンを楽しむカリフォルニアン・キッズ。波のサイズは2m弱。子供達にとっては最適なウェーブだ。
「チョー楽しいの。だから大好き」
ミルウォーキーから北へ80キロ。海のない内陸エリアでも低気圧が抜けると波が立つ。 風速30キロの風と温かい湖水が波をつくる。
「この湖はすごいよ。ノースショアのパイプライン並みの波も、車が隠れるほどのバレルもある」
巨大なチューブを形成するポイント。駐車場からビーチまでわずか45m。世界屈指のサーファー達の華麗なライディングが目前に楽しめる。
「この波に挑戦するなら相当な覚悟が必要だ。治る程度のケガなら運がいい」
デイル・ウェブスターが25年間、1日たりとも休まず波に乗り続けた日数。 彼がこれまでに使用したワックスの塊は5.5キロ。
「とにかく死ぬまで乗り続けて、その意味を探し続けるつもりだ」
プロテスタントとカソリックによる宗教紛争で切り裂かれていたアイルランドの子供達。 わずか25キロしか離れていないその境界線を、マロイ兄弟はサーフィンを通じてひとつの心にすることに成功する。
「海に入れば人種や宗教の境界は消えるんだ。最高の経験だったよ」
終わりなき夏を追い続けた往年のレジェンド達が集うひととき。 元USAチャンピオンは55歳にして今だ5メートルのチューブをメイクする。
「人生は短いんだ。死ぬまで楽しまなきゃ」
カリフォルニアのサーフィン文化の発展に女性サーファーの活躍を語らないわけにはいかない。59年にテレビ映画「ギジット」は瞬く間にお茶の間の人気者となり、サーフィン人口は400万人に。ギジットとは、当時では珍しい女性サーファー、キャシー・コーダのニックネーム。
「男って挑発的なのよ。そういう男は全てが気に入らない。特に女の子の方が上手かったりするとね」
5年前に首の骨を折り、下半身麻痺となったジェシー・ビラウアーにとって 大切なことは、海水に浸かりできるだけ長く波に乗っていることだ。
「どんな乗り方だっていいんだ。大切なのは海を愛する気持ちさ」
エアリアルの達人で先駆者、タジ・バロウのホーム。2歳からサーフィンを始めた彼のサーフィン能力はすでにトップサーファーとして誰もが認める実力をもち、いずれは世界の頂点に立つといわれている。
「ジャッジも彼のサーフィンを理解できないほど独創的なんだ」
男性に引けをとらない彼女たちの果敢な攻めは圧巻。どんな時でも楽しくサーフィンを続ける3人のウィメンズ。華麗なライディングは155cmの身長も大きく見せる。
「最高のサーファーは一番楽しんでいる人よ」
幅24キロ、長さ48キロの水路に残した巨大タンカーの航跡でサーフィンを楽しむ男達。 13ノットで船が進むと4〜5キロは乗れるグッド・ウェイブが生まれる。
「ビーチは顔見知りだらけ。だがここは俺達だけの世界だ」
カリフォルニアを代表するビッグウェーブ・スポット。フルスーツにキャップとグローブを装着し、太陽の温かさは無縁なその冷たく尖った巨大な波にドロップしていくクレージーなマーベリックス・クルー達。
「赤ん坊の頃からサーファーになる運命だった」
トゥイン・サーフィンで大波の限界に挑戦し続けるレイアード・ハミルトンとデイブ・カラマ。強風の日には海面から70cm浮いた状態でのフォイルボードでサーフィンを楽しむ。
「雲に乗っているみたいに柔らかな感触なんだ」
戦争で訪れた地を、30年の時を経て息子と辿ろうと1300キロの旅に出たジム・ノスト。ボードを見て2人を取り囲んだ地元の子供たちも、やがて一緒に海へと入っていく。
「人口8000万人のベトナムのサーフィン人口はたったの10人」
土地が放つ気と地元民の生活。チリの沿岸から4800キロ離れたそのピュアな地に西洋文明は見当たらないが、すでに波乗りを楽しむサーファーはいた。
「言葉や民族は関係ないのさ。海が俺達を近づけてくれるからね」
南カリフォルニアの沖合い160キロの地点に経つ巨大ウェーブ。 シーマウンテンと呼ばれるその波のサイズは66フィート。 1年に5日位しか波に乗るチャンスは訪れない《奇跡の波》にテイクオフする。
「波を見てマジでビビったよ。こんなデカい波は生まれて初めてだ!」
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